マンモグラフィーとは
乳がんについて(マンモグラフィー)
このたび当院ではノイズの少ない鮮明な診断画像を抽出する乳がん検査用デジタルX線撮影装置を導入致しました。直接変換方式FPD最小画素サイズ50μmにより、微小石灰化抽出能を高めました。また、従来比30%減の低線量撮影を実現しております。
これからも、良い画像を得るために施設、画像、線量評価に努力してまいります。皆様にも安心して健診を受けられますようご報告、ご案内申し上げます。
右田病院 放射線科
食生活、生活習慣の欧米化に伴い、乳癌が増えています。乳癌は検診で早期発見が可能です。自治体の無料検診を積極的に利用しましょう。自治体によっては触診に加え、マンモグラフィを導入し検診の精度を高めています。当院では、早くから専用装置を導入し、他院からのご紹介患者さまを含め、早期発見に貢献してまいりました。担当する技師は、専門機関の講習を受けた者です。とくに女性技師は「マンモグラフィ精度管理中央委員会」の認定を受けた技師が、日々研鑽しております。
マンモグラフィとは
乳房のエックス線検査のことをマンモグラフィ(乳房撮影)と呼んでいます。専用の装置を使いますが、原理は胸部エックス線撮影とまったく同じです。エックス線を当てて、エックス線の吸収差を写真にしています。マンモグラフィは触診では判らない小さな病変を発見するのに優れています。
撮影の方法
マンモグラフィでは乳房を片方2回ずつ合計4回撮影します。FPDを入れた台とプラスチックの板で、上下と斜めに挟んで立って撮影します。
※FPDとは・・・フラットパネルディティクタ(FLAT Panel Detector)の略で、体を透過したX線をこのFPDで受け取り、デジタル信号に変換することによってレントゲン写真を得る装置です。従来のCRシステムに比べて、より高精細な画像を得ることができ、また被ばく量を従来比30%減らすことが可能です。
●Q.なぜ圧迫するの?
マンモグラフィ撮影では、乳房を挟んで撮影します。小さな病変を見つけるためには乳房を平らにして、薄く広くする事が重要になります。ほんの少しの間、頑張ってください。
※人によって痛さは異なりますので我慢できない場合は御申し出ください。
●マンモグラフィはリラックスすることで痛みは和されます。
当病院では皆様に安心し、 リラックスして検査を受けていただける為に女性技師が主に対応しています。
被ばくについて
マンモグラフィもエックス線撮影検査ですから、放射線の被ばくはあります。しかし、乳房という部分的なものなので検査を受けたことによる身体への影響はほとんどありません。また、装置やフィルムの改良によって乳房の被ばくもごくわずかとなっていますので、検査を受けても問題はありません。
不安・疑問などありましたら、遠慮なくご相談ください。
自己検診していますか?
乳房の病変を早く発見する為には、マンモグラフィを受ける他に自分でも発見できるものがあります!それが触診です。月に一度乳房を押してチェックしてみてください。
※生理後一週間を目安にしてください