看護部について
看護部長ご挨拶
皆さまへ
私たち看護部は、「人と地域をつなぎ、暮らしを支える看護」の実現をビジョンに掲げ、病院を基点に予防医療・外来・入院・在宅を見通した一貫性のある看護を展開しています。
人口構造の変化や医療ニーズの多様化が進む今、看護師に求められる役割はますます広がっています。私たちは**PFM(Patient Flow Management)**の考え方を軸に、患者さん一人ひとりの療養の「流れ」を俯瞰し、多職種と連携しながらその人らしい生活の実現に伴奏する看護を提供してまいります。
看護師が「つなぐ力」を発揮し、医療と地域、制度と暮らし、想いと現実の間を結び、地域包括ケアシステムを支える存在として成長していく。
それが、私たちの目指す未来です。
これからも、地域に開かれ、共に支えあう看護の在り方を追求し、「このまちで生きる」をともに考え続けてまいります。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
看護部長 内田 百合子
看護理念
患者さまの視点に立ち患者さまの気持ちに応える看護
行動指針
患者さまが安心感・信頼感を持って治療に専念できるように支援します。
チームワークとしての人間関係を大切にし、調和を維持します。
思いやる優しさ、温かみのあるケアを提供し、患者さま・ご家族・地域の方々に必要とされる存在として認知度を高めます。
目標
安心感・信頼感を与える看護を提供します。
組織人としての役割と責任の自覚を図ります。
接遇・マナーの向上を目指します。
患者さまの療養環境の整備の充実を図ります。
看護体制
看護単位
2病棟:118床
3F:59床
4F:59床
勤務体制
2交替制
日勤8:30~17:30
夜勤16:00~翌10:00
看護方式
チームナーシング受持ち制
療養環境整備
・院内感染対策委員会・医療安全対策委員会
・リスクマネージメント委員会
・褥瘡対策委員会・救急委員会などで討議された事項について、「看護部会」・「内部教育委員会」などを通して周知徹底させています。
・看護や療養環境向上に必要な施設や設備について、スタッフの積極的な意見を取り入れています。
各部案内
看護部の「外来科」「内視鏡室」「手術室」についてご紹介いたします。
看護部について

外来科
外来科は、大きく「一般外来」と「救急外来」に分かれています。 「一般外来」は、身体に不調を感じた時に受診していただくところで、初診や再診等の患者さまを受け入れております。様々な診療科がある中、「地域のホームホスピタル」として患者さまに安心して診察をお受け頂けるように環境を整え、日々の看護に努めております。
また、「救急外来」では、緊急性の高い患者さまのために 24 時間体制で救急車による搬送の受入れと、お問い合わせのあった一般外来の時間外にあたる時間帯の診察行っております。「地域における二次救急指定病院の役割を果たすべく、断らない救急医療の実践」を目標に、各科との連携を図りながら積極的に患者さまの受け入れを行っております。
内視鏡室
内視鏡室では、主に胃カメラ(上部消化管)、大腸内視鏡(下部消化管)と、嚥下機能検査(EV)を行っております。検査時の不安を少しでも軽減できるように、患者さまに寄り添う看護を実践してまいります。
手術室
手術室では、消化器外科、整形外科、胸部外科、乳腺外科の手術を行っております。さまざまな医療事故に関する報道がされる中、ガイドラインにある「安全な手術チーム」を基本とし、手術室看護師は、安全な周術期を提供するための環境を整えて、「笑顔」で患者さまをお迎えしております。
病棟紹介
すべての患者さまが安心して入院生活を送れるよう、救急の入院から手術・早期リハビリから在宅復帰までの看護を実践提供しております。
また、思いやりの心を持ち、患者さまに寄り添った看護を行うと同時に、その人らしく過ごせるよう、診療部門・入退院支援と協働し、住み慣れた生活へ戻るお手伝いをさせていただいております。
2022年度からは、新たに看護職員の教育体制の基盤づくりをはじめとして、より一層地域の医療に貢献できる人間性豊かな職業人の育成に取り組んでいきたいと考えております。
病棟科長 竹内 美由紀
A病棟について
右田病院は地域包括医療病棟として、整形・外科・内科すべての科を対象とした、 色々な疾患の患者さまを看護させていただいています。A病棟は、外来や在宅からの急性期疾患、ターミナル期、レスパイト入院などの受け入れを行っています。 私たち看護師は、患者さまの異常の早期発見、患者さまの安全・安楽を第一に考え、 個人個人に合わせた看護の提供および退院調整に力を入れています。 また、高齢社会である現在、認知症の患者さまとのかかわりも増えています。 認知症状を理解することで、患者さまの尊厳を守る関わりができ、今後迎える超高齢化社会に向けて様々な知識を習得し、看護提供ができるよう努めたいと思っています。
B病棟について
4階に位置するB病棟は、南側の病室から富士山を眺めることができ、北側の病室からは小宮公園に続く木々の緑が目に優しく、入院生活に癒しと活力を与えてくれます。 59床の地域包括ケア病棟は、外科・内科・整形外科の混合病棟です。救急からの入院も多く受け入れており、高齢者に多い大腿骨頚部骨折・胸腰椎圧迫骨折などの外傷や消化器・呼吸器の急性疾患にも対応しています。周術期を含めた急性期からリハビリテーション期まで、患者さまがスムーズに段階を踏むことができるよう、多職種で定期カンファレンスを行い、目標を意識した退院支援を心掛けています。日常生活の援助はもちろん、「元の生活に戻りたい」と願う患者さま・ご家族様の心に寄り添い、退院後の生活を見据えた患者さまのサポートを大切に考え、看護を提供しています。