■生活習慣病ってなに?
■生活習慣病になる原因は?
■生活習慣と関連する病気にはどんな病気があるの?
■太っていると生活習慣病になりやすいの?
■生活習憤病をそのままにしても死ぬわけではないのでは?
■あなたの肥満度は?
■肥満度が高いと・・・
■糖尿病は氷山の一角かもしれません。
■メタボリックシンドロームって?
■代謝症候群をはどうしたら治るの?




文字どうり『体に悪い生活習慣」を続けることによって引き起こされる病気の総称で、高血圧、肥満、高脂血症、糖尿病など以前は「成人病」と言われていました。「成人病」という言葉は中高年がかかる病気という意味で使われていましたが、近年子供の成人病が増加傾向にあり、これらの病気の原因が年齢だけでなく、日常生活の様々な部分に潜んでいるため「生活習慣病」と呼ばれるようになりました。

生活習慣病にはいろいろな症状と疾患が含まれますが・高血圧・高脂血症・糖尿病はもちろんのこと悪性腫瘍、脳卒中、肝臓病、腎臓病、骨粗しょう症なども生活習慣病に入ります。特に高血圧、高脂血症、糖尿病の三つの症状はサイレントキラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれ自覚症状が出にくいため放置される場合が多く動脈硬化や心疾患の原因にもなります。



生活の乱れや悪い生活習慣を続けていることでなる病気ですが、病気を発症させその進行に及ぼす生活習慣とは、

(1)食習慣(食べ過ぎ、偏食) (2)運動不足 (3)ストレス


(4)喫煙 (5)飲酒

の五つが大きな要因にあげられます。個人差があるものなので病気のなり易さや病状の進行は様々です。また、食ぺ過ぎと運動不足、ストレスと喫煙など要因が重なるほど生活習慣病になりやすく、またひどくなる傾向がみられます。
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食習慣・・・糖尿病(2型)、肥満、高脂血症、高尿酸血症(痛風)、がん、歯周病など
運動習慣・・・糖尿病(2型)、肥満、高脂血症、高血圧など
喫煙・・・肺扁平上皮がん、慢性気管支炎、肺気腫、循環器病、歯周病など
飲酒・・・アルコール性肝疾患など

があります。



肥満と生活習慣病は関係深いといわれ、特に高脂血症と糖尿病になりやすいといわれています。食事によって摂取された糖分やコレステロールは人間が活動したり、生命を維持するために使われますがすぐに使用されないものは血液中に長時間存在して、最後は体の中の脂肪細胞に蓄積されます。これが度重なると肥満になります。
「太っている」ということは、「病気になりやすい生活習慣を長く続けている」という、一つの危険性をあらわしています。



高脂血症や高血圧・糖尿病などをそのままにしておくと動脈硬化を起こし、そのために脳卒中や心筋梗塞など重大な発作につながることもあります。しかも、これといった自覚症状がないために、知らないうちに病気が進行してしまい、治療が遅れて命に関わる場合も多く見られます。
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肥満度の判定法は、いくつかありますが、国際的によく用いられるのは、体格指数・BMI(BodyMassIndex)です。
一般的にはBMIが22のとき最も病気にかかりにくく理想的な数値と言われています。一方、日本人では25以上のとき生活習慣病にかかるリスクが高まり、肥満と判断されます。



体重 身長 身長 あなたのBMI
kg ÷ m ÷ m =
  (例) 身長165cm 体重69kgの場合

   kg ÷ m ÷ m = 25.3
BMI 判定
18.5未満 低体重
18.5〜25未満 普通体重
25〜30未満 肥満度1度
30〜35未満 肥満度2度
35〜40未満 肥満度3度
40以上 肥満度4度



標準体重は最も疾病の少ない
BMI22を基準として算出します。
身長 身長 あなたの標準体重
m × m × 22 = kg


肥満のタイプには上半身肥満と下半身肥満があります。


上半身肥満(リンゴ型)

お腹の皮下脂肪とは別に
内臓の周囲に脂肪が
つくタイプです。
多くは生活習慣病に
なりやすい
内臓脂肪型肥満


下半身肥満(洋なし型)

下腹やもも、お尻に
脂肪がつきやすい
タイプ。女性に多くほとんどが
皮下脂肪型肥満



正確には、へその高さで切った腹部X線CTで評価します。腹腔内で脂肪の占める面積が100cm2以上であれば、内臓脂肪型肥満です。
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肥満は糖尿病の最も大きな誘因で、普通の人と比べ5倍も糖尿病になる確率が高くなります。
体脂肪が増えた状態はインスリンの効きが悪くなるため、通常よりも多くのインスリンが必要とされ、すい臓を疲労させてしまうのです。その結果、インスリンの分泌量も低下することになってしまうのです。



特に「内臓脂肪型肥満」は「糖尿病」ばかりか、「高脂血症」、「高血圧」とも深く関係しています。
生活習慣病は、別々に進行するのではなく、



と進んでいきます。
これらは重なって起こることが多く、そうした状態は「メタボリックシンドローム」と呼ばれます。
ひとつひとつの症状は軽くても、動脈硬化の進行を加速させ、危険度はますます高く・・・。今、大きな問題とされています。



Check3で判定した、「内蔵脂肪型肥満」にプラスして、右の3つのうち2つ以上が該当すると「メタボリックシンドローム」と診断されます。


ウエスト

男性:85cm以上
女性:90cm以上
血圧

次の両方またはどちらか
・収縮期血圧:130mmHg以上 ・拡張期血圧:85mmHg以上


血清脂質

次の両方またはどちらか
・中性脂肪値:150mg/dl ・HDL コレステロール値:40mg/dl未満


空腹時血糖値

100mg/dl以上

食生活の改善で氷山全体を縮小することが大切です。
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皆さんご存知のように、太った人は同時に高血圧、糖尿病、高脂血症を持っていることが多く、やがて心筋梗塞、脳卒中、腎不全、四肢の末端が腐る壊疽などを起こすのでかつて、「死の四重奏」と恐れられていました。

ここ数年研究が進んで全体の流れが明らかになり、まとめて代謝症候群−英語でメタボリックシンドローム呼ばれるようになりました。「メタボリック」とは新陳代謝、「シンドローム」とは症候群のことです。

その鍵を握るのが内臓脂肪なのです。食物中の脂肪は小腸で吸収され腸管膜の中を走る門脈という血管を通って肝臓に入ります。この際、溢れた脂肪が腸管脈に溜まるのが内臓脂肪型肥満です。この脂肪は皮下脂肪と違って全身の各所に働きかけるサイトカインという物質を出します。

これらのサイトカインの中には、動脈硬化を防いだり、食欲を減らしたりするいわば、善玉サイトカインもありますが、内臓脂肪が増えすぎるとこれらの善玉が減り、逆に組織のインシュリンの利用を妨げて血糖を上げて糖尿病起こすもの、コレステロールを上げるもの、血管に働いて血圧を上げるものや血栓を作りやすくするものなど悪玉が増えてきます。
その結果が「死の四重奏」というわけです。



バランスの良い食事を取り、適当な運動をすることで体重を減らすことです。体温を保ち飢餓に備えるための皮下脂肪は簡単には減りませんが、内臓脂肪は代謝が阜いので、食事や運動に気を付けるだけで体重が1kgでも2sでも減れば、減量分は内臓脂肪とみてよいでしょう。内臓脂肪が減れば善玉サイトカインが増えて食欲にもブレーキがかかり悪玉が減って薬を減らしたり止めたりすることが出来るかも知れません。
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